英語のリスニング能力を高めたいと考えている人は少なくありません。特に、続けて話すことによって生じる連結音や脱落音などを、苦手と感じる人もいるでしょう。克服するためには、何度も繰り返しリスニングをすることだけではなく、ちょっとしたコツが必要となります。ゆっくりであっても着実にリスニング能力を高めることが重要です。
目次
ディクテーションを行う
ディクテーションとは、耳で聞いた文章を書き取ることです。リスニングで聞き取った音を正確に文章として紙に書いていく勉強法となっています。初めて行う時には動詞が抜けていたり、前置詞を書き忘れているなど、全ての文章を完璧にディクテーションできるわけではありません。最初のうちは聞き取れる部分だけを書いていくようにすることで、徐々に成功率が高くなるでしょう。
最初は短い文章をゆっくり読んだ音声を使い、書き取れるようにしてください。徐々に朗読の速度を早め、文章が終わったら書き取りを開始することで徐々にリスニング力も高くできます。
シャドーイングを行う
シャドーイングとは、英文を聞いた後に音を追いかける形で発音していく勉強法です。独学でスピーキングやリスニング能力を高めるためには、初心者からでも始められるといいます。
なぜ話す能力だけではなく英語の耳を鍛えることができるのは、その理由としてきちんと聞かなければ後を追いかけて発音することができないからです。きちんと耳で聞き取れている人であれば、発音や語尾などに対しても適切に聞き取れるため、英語学習効率アップにつながるでしょう。
ラジオや動画サイトにある英文を読むレッスンを聞いて、後について発音することを繰り返すと、自然にリスニングやスピーキングしやすくなるといいます。
発音の変化について教える番組を視聴する
ラジオ・テレビ・動画サイトのどれでもいいのですが、発音の変化について教えている番組を定期的に視聴しましょう。たとえば、「Keep in touch.」という言葉があった場合、「キープインタッチ」ではなく、「キーピンタッチ」と発音する変化について教えてくれる番組であれば、リスニング能力向上に役立つでしょう。
母音の場合、前の子音の音が発音に影響することが多いと授業でやっている時は覚えていても、実際に耳で覚えなければ忘れてしまいます。そのため、発音の変化や連結音や脱落音について教えている番組を定期的に視聴して頭に叩き込んでください。
ただ聞くだけではなくやり方を変える
耳で聞いて理解することがリスニングにおいて必要ですが、聞くときに発音の変化や、正確な英単語のスペルなどがわかっていなければ、試験のリスニング問題で点を取ることができません。そのため、ただのリスニングだけではなく、ディクテーションやシャドーイングなどを行い、正確に英語をマスターできるようにしてください。