日本人にしてみたら同じような意味やイメージに見えるのですが、実は微妙に違う英単語って多いですよね。cureとhealは、ともに病気を治す、癒すといったイメージがありますね。英単語の知識を増やして実際に使っていくには、語源や意味、使い分けのコツをチェックすることがおすすめです。似たようなイメージの単語の違いを知っておけば、迷わずに使いこなせるようになりますよ。
目次
cureとhealは語源やイメージが違う
cureの語源は、「curare」というラテン語です。治療する、世話をするといった意味を持っています。「curare」を語源にもつ単語には、他にもcare「注意する、心配する」があります。一方でhealの語源は、「holos」というギリシア語で、「本来の姿に戻る」といった意味があります。もとの健康な状態に戻す、あるべき状態にする、といったイメージですね。ヒーリングミュージックのように、癒しをもたらしてくれるイメージもありますね。語源の違いによって、意味やイメージも少し変わります。使い分けに迷ったら、語源にさかのぼって考えるのも、英語学習のコツの一つです。似ているけど実はちょっと違う、という英単語は多いですよ。自分で使い分けるためにも、違いを知っておくことが大切です。
cureとhealを使い分けるコツ
cureは、病気や悪い習慣を治す、問題点を正す、といったケースで使います。「cure a cancer」のように目的語に病名を持ってきて、病気を治療するといったときに使いましょう。healは、ケガや切り傷などの外傷を治すときに使います。また心の傷などメンタルのダメージを癒やすといったイメージもあります。「heal wounds」「heal a broken heart」といった感じで、傷を癒やすといったイメージを意識しておきましょう。2つの単語を使い分けるときには、どんな内容の治療なのかを理解して使うと間違えにくいですよ。一般的に、病気やケガの治療にはcureを用いることが多いです。特に外傷を治すときにはhealを使う、と覚えておくといいですね。
英単語の意味をバラバラに覚えるよりは、違いを踏まえつつ使い分けられるようにしておくと、実際に会話するときに役立ちます。たくさんの英単語を覚えるためには、単語の成り立ちや使い分けるためのポイントを踏まえて、楽しく学習していきましょう。
英単語の違いをおさえて語彙力をアップさせよう
よく似ているけど、実は違う単語やフレーズはまとめて覚えてしまうほうが、効率がいいですよね。覚えるときには、違いを意識しつつ、具体的な会話のなかでの使い方を含めて覚えておくと、記憶に残りやすく使いやすいですよ。英語にも似たようなイメージの単語は多いので、ひとまとめに覚えておけば、一気に語彙を増やすことができますよ。