TOEICで特定のスコアを狙いたい場合には、TOEIC専用の勉強をすることが欠かせません。英語力に比例してスコアが上がることは間違いありませんが、英語力を上げることに重きを置くよりも、試験の形式に合わせた対策を行う方がスコアアップには効果的と言えます。ここでは、TOEICのスコアを伸ばすための勉強法と試験までのスケジュールの立て方について解説します。
目次
手が届きそうな目標設定をしよう
TOEICの試験を受けると決めたら、まずは目標となるスコアを決めることが大切です。自分の実力が分からないと出来るだけ高いスコアといった様に曖昧な目標を立ててしまうことも多いですが、それだと目標がないのと変わりません。反対に言えば、自分の実力を把握していれば、500点や900点といった様に具体的な数字を目標として掲げられるということになります。試験に挑むのに、自分の実力も目標も分かっていなければ、適切な勉強法はもちろん、対策を立てることも出来ないのではないでしょうか。
まずは自分の実力を把握し、頑張れば手が届きそうなスコアを目標に設定することが大切です。簡単に達成出来る様では目標になりませんし、無謀過ぎても現実的とは言えません。勉強する際のモチベーションにも関わってきますので、叶えられそうなスコアを目標にすることが大切になります。
本番形式の練習問題を取り入れよう
TOEICの勉強を始めるに当たり、自分の実力が分かっていない場合や定期的に実力を把握したい場合には、実際の試験形式で問題を解くことが効果的です。試験対策の問題集を利用し、本番と同じ条件で取り組みましょう。その上で、スコアを確認し、目標を達成するためには、あとどれくらい点数が足りないのか、苦手な部分と得意な部分はあるのかといった様に、自分の傾向を大まかに分析していきます。そして、大体の傾向が分かったら、ミスをした部分を細かく見ていきます。答えが分からなくてミスをしたのか、考える時間があれば分かった問題だったのか、それとも分かっていたのにミスをしたのか、どれに当てはまるのかで必要となる対策も変わりますから、セクションごとにしっかり確認することが欠かせません。
当然、ミスが多いセクションは苦手ということになりますし、検討がつかずに解答を間違えた部分は重点的に勉強が必要な箇所となります。結果を踏まえた上で勉強法をアップデートする様にしましょう。また、1ヵ月や3ヶ月ごとに本番形式の問題を解く様にすると、定期的に実力を把握出来るだけでなく、勉強法が合っているのかどうかの確認にも繋がります。効率的に勉強するためにも、本番形式の練習日をスケジュールに組み込んでおくことは大切と言えます。尚、TOEICの試験対策として欠かせないのが、本番の試験形式に慣れる練習です。実際の試験は長時間に渡り休憩がないので、慣れておかないと集中力が切れてしまったり、ペース配分が出来ずにミスを重ねてしまったりといったことになりかねません。試験が間近に迫ってきたら、本番形式で問題を解く練習を増やすことも大切です。
効率的に勉強をしよう
TOEIC対策をする場合、自分の実力を把握しながら、目標となるスコアに向かって勉強することが欠かせません。苦手な部分やミスの傾向を分析した上で、必要な部分を重点的に勉強することがスコアアップに繋がります。また、TOEICの試験形式に慣れるためにも本番と同じ条件で問題を解く練習をすることが大切です。ペース配分や集中力の維持の仕方なども含め、本番に備えることがポイントと言えます。